home *** CD-ROM | disk | FTP | other *** search
/ HyperLib 1997 Winter - Disc 1 / HYPERLIB-1997-Winter-CD1.ISO.7z / HYPERLIB-1997-Winter-CD1.ISO / オンラインウェア / COM / MailAddress 1.01-SF.sit / MailAddress 1.01-SF / MailAddress Manual < prev    next >
Text File  |  1996-10-29  |  11KB  |  263 lines

  1.                                 1996/09/29
  2.  
  3.               MailAddressマニュアル
  4.                 (Ver 1.01-SF)
  5.  
  6.  
  7.  電子メールのアドレス帳は、さまざまなものがあります。しかし、あまり気
  8.  に入ったものがなかったので作成してみました。
  9.  
  10. 主な特徴(要約)
  11.  1.登録した内容を保存する必要はありません。終了した時点での内容が保持されます。
  12.  2.Eudoraの電子メールニックネームをすべて読み取ることができます。
  13.  3.登録内容を外部保存することができます。
  14.  4.別途作成したファイルを読み取ることができます。
  15.  5.操作メニューの作成には、エディタを起動する機能があります。*1
  16.  6.PCVANとNIFTYのメール形式に対応しました。
  17.  7.バルーンヘルプに対応しています。
  18.  8.あて先の追加が可能になりました。
  19.  9.Comniftyのバイナリ添付用スクリプトを作成できます。
  20.  
  21. 特徴の詳細
  22. 1.登録した内容を保存する必要はありません。
  23.  MailAddressは、終了した時点での登録内容/ウィンドウの位置が保持されます。
  24.  
  25. 2.Eudora の電子メールニックネームをすべて読み取ることができます。
  26.  インターネットメールの定番的アプリケーションであるEudoraの電子メール
  27.  ニックネームを読み取ってMailAddressにそのまま使用することができます。
  28.  ただし、FaceSpanの機能の制限内に収めるため、アドレスの先頭から半角で
  29.  240文字までを処理するようにしてあります。
  30.  
  31. 3.登録内容をファイルに出力することができます。
  32.  登録済みの内容をファイルとして書き出すことが可能です。そのままEudoraに
  33.  読み込ませて使用することができます。
  34.  
  35. 4.別途作成したファイルを読み取ることができます。
  36.  特定の書式でファイルを作成するとMailAddressに読ませることができます。
  37.  一括削除・編集などに便利かと思います。
  38.  詳細は、別ファイルの「外部保存ファイルについて」をご覧ください。
  39.  
  40. 5.メールメニューの「作成」には、エディタを起動する機能があります。
  41.  設定メニューの「エディタ設定」で使用するエディタを設定しておくとアド
  42.  レスを記入したファイルを作成した後、エディタを起動します。エディタの
  43.  設定状況の確認は、設定→エディタ表示で可能です。*1
  44.  
  45. 6.PC-VANとNIFTYのメール形式に対応しました。
  46.  PC-VANメールには、TO:、CC:、BC:、ごあいさつ、署名、作成日時を
  47.  自動挿入するようになっています。
  48.  NIFTYメールには、SUB:、FROM:、TO:、ごあいさつ、署名、作成日時を
  49.  自動挿入するようになっています。
  50.  インターネットアドレスをあて先にした場合、自動的にインターネットへの
  51.  発信用のサフィックスを追加します。
  52.  
  53. 7.バルーンヘルプに対応しています。バルーンヘルプを実装しています。
  54.  メニューバーのバルーンを表示を選ぶと表示されます。
  55.  
  56. 8.あて先の追加が可能になりました。
  57.  あて先をクリックして「To:」か「Cc:」ボタンを押すと別のウィンドウが開いて
  58.  あて先の編集を行います。連続して追加が可能です。(PC-VANモードでは
  59.  BC:が使用可能です)
  60.  
  61. 9.Comniftyのバイナリ添付用スクリプト作成ボタンを追加しました。
  62.  Binボタンを押すと添付ファイルを選択するダイアログが表示されます。
  63.  ファイルを選んだ後で添付ファイルの表題入力になります。
  64.  しょうた さんの提案です。
  65.  
  66. 追加機能として
  67. ・アドレス消去機能を追加しました。登録済みのアドレスを一括し
  68.  てすべて消去できます(外部保存を忘れないでください)。
  69.  しょうた さんの提案です。
  70. ・表題入力を忘れるケースがありましたのでNiftyメールの表題入力
  71.  ダイヤログを追加しました。
  72.  
  73.  
  74. ☆メニューバーの機能説明(カッコ内はショートカットです)
  75. 「ファイル」メニュー
  76.  外部保存(□+s)
  77.   登録済みのアドレスを外部に保存します。通常は、必要ありませんが、並べ
  78.   替えなどをしたいときに使用します。すでに存在するファイルを指定した場
  79.   合は、そのファイルをごみ箱へ移動した後、作成します。
  80.  読み込み(□+i)
  81.   外部に保存したアドレスを読み込ませるときに使用します。Eudoraの「電
  82.   子メールニックネーム」を読み取ることができます。読み込む途中で中止
  83.   したいときは、□+.(ピリオド)を押してください。
  84.  署名保存
  85.   署名欄に登録した内容を保存します。編集して絵文字などで飾りをつけたい場合
  86.   に使用します。
  87.  署名読込み
  88.   別ファイルで作成した署名ファイルを読み取ります。
  89.  終了(□+q)
  90.   MailAddressを終了します。登録内容はすべて保存されます。
  91.  
  92. 「編集」メニュー
  93.  コピー(□+c)
  94.   ハイライトされているアドレスがクリップボードにコピーされます。
  95.  カット(□+x)
  96.   署名を編集するときに使用します。
  97.  ペースト(□+v)
  98.   署名を編集するとき、登録をするときに使用します。
  99.  検索(□+f)
  100.   名前の検索を行います。英語の半角は、大文字小文字を同一視します。検
  101.   索終了ボタンを押さないかぎり最後まで検索を行います。検索終了ボタン
  102.   を押した場合、その時にヒットした名前のところにカーソルが移動してい
  103.   ます。最後まで検索を行って、最後にヒットした名前の該当者にカーソル
  104.   を移動させるには、右側のアドレスウィンドウのアドレスをマウスでク
  105.   リックしてください。
  106.  住所検索(□+g)
  107.   アドレスの項目を検索します。英語の半角は、大文字小文字を同一視します。
  108.  
  109. 「操作」メニュー
  110.  新規登録(□+n)
  111.   あて先の名前とアドレスを新規に登録するときに選びます。Nameウィンド
  112.   ウの登録したい位置をマウスでクリックしてから新規登録を選んでください。
  113.   登録ダイアログが表示されるので、名前とアドレスを順番に入力します。
  114.   すると、指定した位置にあて先が登録されます。
  115.  アドレス変更
  116.   あて先の名前とアドレスを変更する時にえらびます。
  117.   ※Noteは変更されません。
  118.  削除
  119.   あて先の名前とアドレスを削除するとき、選びます。削除された内容は、
  120.   復元できません。
  121.  Noteを表示
  122.   通常は、氏名とアドレスのみの表示形式ですが、このメニューを使用する
  123.   ことによりEudoraに登録されていたNoteを表示します。
  124.  切り替え(□+r)
  125.   ニックネームやメールの最初に挿入するごあいさつ、最後に挿入する署名の
  126.   設定を行うテキストボックスと切り替えます。
  127.  
  128. 「設定」メニュー
  129.  エディタ表示
  130.   エディタの設定状況を確認するために使用します。設定済みの場合、エディタが
  131.   保存されているフォルダを開いて見せてくれます。
  132.  エディタ設定
  133.   電子メールを作成するテキストエディタを指定します。この設定を行って
  134.   おくとメール作成を選んだときに自動的にテキストエディタを起動しま
  135.   す。エディタ設定済みの場合はチェックが入ります。
  136.  自分宛てにも送付
  137.   写しを自分宛てにも送付するオプションです。チェックが入っていると自
  138.   分宛てに送るように送付先アドレスに追記します。
  139.  日付を挿入しない
  140.   日付を挿入したくない場合は、このオプションを選んでください。
  141.  Noteを記入
  142.   新規ユーザ登録時にNoteを記録します。
  143.  
  144. ポップアップの説明
  145.  PC-VANとNIFTYのいずれかを選びます。これを選んでおくことによって
  146.  それぞれのネットに対応したアドレスと署名が記入済みのファイルが作成され
  147.  ます。また、署名の設定を行うときもこのポップアップで切り替えます。
  148. ボタンの説明
  149.  「Make」ボタン
  150.    「To:」ボタン等を押してあて先を指定した後、このボタンを押してください。
  151.    メールが作成されます。
  152.  「To:」ボタン
  153.    あて先をクリックして、このボタンを押すと別のウィンドウが表示されて
  154.    あて先の編集を行います。(編集に介入しても構いません(^^;))あて先
  155.    指定が終わったら、□Eボタンを押してください。
  156.  「Cc:」ボタン
  157.    このボタンは、PC-VANの新メールシステムに対応して追加しました。
  158.    PC-VANでのみ使用可能にしています。機能は、「To:」ボタンと同じです。
  159.  「BC:」ボタン
  160.    このボタンは、PC-VANの新メールシステムに対応して追加しました。
  161.    PC-VANでのみ使用可能にしています。機能は、「To:」ボタンと同じです。
  162.  「Bin」ボタン
  163.    このボタンは、ComNifty専用のバイナリ添付スクリプト作成ボタンです。
  164.    メール本文にバイナリメールを追加してComNiftyで発信する際に使用しま
  165.    す。
  166.  
  167. ウィンドウの説明
  168.  Nameウィンドウ
  169.   あて先の名前の一覧表です。マウスでクリックすると、対応したアドレス
  170.   が右側に表示されます。
  171.  Addressウィンドウ
  172.   実際のメールアドレスを表示しています。このアドレスをクリックすると
  173.   左側のあて先の名前がハイライトで表示されます。
  174.  NIFTYアドレスウィンドウ(PC-VANアドレスウィンドウ)
  175.   NIFTYの電子メールアドレスを記入しておいてください。自分宛てにも送付
  176.   オプションをチェックしておくと、このアドレスをメール文中に挿入します。
  177. 切り替え後
  178.  「おなまえ」ウィンドウ
  179.    ハンドル名を記入しておいてください。PC-VANメールでは、メールの表
  180.    題の後に記入されます。NIFTYメールでは、FROM:に続けて記入されます。
  181.  「ごあいさつ」ウィンドウ
  182.    メールの文書の先頭につける決まり文句のようなものがあれば記入して
  183.    おいてください。自動的に添付されます。(例:いつもお世話になって
  184.    います)
  185.  「PC-VAN署名」と「NIFTY署名」ウィンドウ
  186.    メールの最後に記入するアドレス/ハンドル名/連絡先/格言などを記
  187.    入しておいてください。メールの最後に自動的に記入されます。
  188.  
  189.  
  190. ☆エディタを起動する機能について*1
  191.  エディタを起動する機能は、Finderを介して行うように変更しました。以下に
  192.  わかっている範囲の対応表を示します。
  193.  
  194.  エディタを指定しておいてもエディタが起動しないときは、MailAddressの
  195.  割り当てメモリーが不足しています。□+.を押してエディタの起動を中止し、
  196.  いったん終了した後、割り当てメモリーを増やしてください。
  197.  
  198. 自動起動可能エディタ一覧
  199.  ・Jedit 1.0.8b2
  200.  ・ASL Edit 1.0/a43
  201.  ・YooEdit 1.63
  202.  ・LightWayText 1.3
  203.  ・SimpleText J1-1.2
  204.  ・EG Word 6.1 (& Pure 1.01)
  205.  ・HUNDOSHI-EDIT 1.6
  206.  ・ミミカキエディット
  207.  ・Tex-EditPlus1.7.1J
  208.  ・BeachText 2.0.2/PPC
  209.  ・Nitemacs
  210.  ・スクリプティング対応エディタ
  211.  
  212. ☆アドレスを読み込める実用上の限界について
  213.  手元のデータでテストしてみたところ、実使用に耐えるメールアドレスの
  214.  データ読み込みの限界は、約800名です。テストに使用したLC 630の性能にも
  215.  依存しているとは思いますが通常の使用では、これが限界でしょう。800人以
  216.  上のメールを管理する場合は、他のメール管理アプリケーション*を使用する
  217.  か、MailAddressのコピーをいくつか作って個別に管理することをお薦めしま
  218.  す。(*IDBooksをお勧めします。シェアウェアですが機能はしっかりしてます)
  219.  
  220.  その他さまざまな制限および機能の限界については、「MailAddressの機能に
  221.  ついて」というドキュメントをごらんください。
  222.  
  223. ☆著作権について
  224.  このアプリケーションの著作権は、私に帰属します。ただし、このアプリ
  225.  ケーションを使用したうえで、なんらかの問題が発生した場合の責任はない
  226.  ものとします。
  227.  
  228. ☆転載について
  229.  転載は、MailAddress、info.text、MailAddressの機能について、
  230.  MailAddress Manual、バージョンメモ、カスタマイズについて、
  231.  外部保存ファイルについて、見本のフォルダ、おまけのフォルダを含む
  232.  すべてを必ず一緒に改変しないで転載してください。転載後に連絡を
  233.  ください。
  234.  
  235. ☆このアプリケーションについて
  236.  このアプリケーションは、AppleScriptのインターフェース作成ツール
  237.  "FaceSpan"で作成しました。(AppleScriptの塊です(^_^;)
  238.  
  239.  
  240. ☆参考文献
  241.  AppleScriptでゼンマイびゅんびゅん(掌田つやの 著)ASCII
  242.   この本には、さまざまなプログラミング上のヒントが詰まってます。
  243.  AppleScript活用講座(掌田津耶乃 著)技術評論社
  244.   FaceSpanを買うきっかけとなった本です。
  245.  AppleScriptミニミニリファレンス(こばやしゆたか 著)SOFTBANK
  246.   正式版のマニュアルよりも頼りがいのある本です。
  247. ☆作成に使用したアプリケーション
  248.  AppleScript Scripters Toolkit (アップルコンピュータ株式会社)
  249.  
  250.  MailAddress著作者:井上 芳博
  251.       連絡先:XUF98132@pcvan.or.jp
  252.          :GEC03710@niftyserve.or.jp
  253. 質問&改造の提案等:電子メールか、PC-VANのマックスバニーの「もっとMac」に
  254.           書き込んでください。(ジャンプコード「BMAC」)
  255.  
  256. ☆感謝の辞
  257.  NIFTYの しょうた さんには、NIFTYのメールについてさまざまなアドバイスを
  258.  いただきました。ComNiftyのバイナリメール添付機能は、しょうた さんの
  259.  アイデアです。
  260.  森 嘉規さんには、日付を英語にすると正常に動作しないバグを指摘して
  261.  くださいました。ここに深く感謝を申し上げます。(_o_)
  262.  
  263.